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「Nのために」感想”西崎はなぜ罪をかぶって犯人に?” [Nのために あらすじ・ネタバレ]

=ドラマ「Nのために」感想=
西崎はなぜ罪をかぶり犯人になったのか?

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■背景

西崎真人はボロアパート「野バラ荘」1階の住人。

杉下希美は台風で部屋が床下浸水したときに西崎真人と知り合った。

西崎真人は自称作家で「灼熱バード」という小説を書いていた。

杉下希美は小説「灼熱バード」を読んで「灼熱バード」に登場するバードは西崎真人本人で、西崎真人が自分と同様に深い闇を抱えた人間だと気づく。

そして、杉下希美は西崎真人のために(Nのために)、西崎真人の不倫相手・野口奈央子を救出する計画に協力する。



▼「野バラ荘」管理人の野原のために

杉下希美と西崎真人の2人は、「野バラ荘」がマンション開発計画によって土地売却を迫られている事を知り、野バラ荘を守るために(Nのために)、ビル売却に反対している資産家の息子・野口貴弘に近づこうと考えた。

ドラマでいうところの「N作戦」だ。



▼野口奈央子のために

ここからはドラマでいうところの「N作戦-Ⅱ」(奈央子救出作戦)

原作では高層マンション=「ラプンツェル」から”お姫様”を助け出す作戦になぞらえている。
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事件当日”作戦”は失敗し、野口奈央子は燭台で野口貴弘を殺害したが、西崎真人は野口奈央子を殺人犯にさせないために(Nのために)、自分が犯人として犯行を自供した。

西崎真人は野口夫婦を殺害していなかったが、「野口奈央子を殺人犯にしたくない。」

「殺人の動機が愛なんて駄目だ。」

「俺が犯人になれば、動機は復讐になる」と言い、自分が殺人を犯した犯にとして自供した。

西崎真人は本当に「野口奈央子を殺人犯にしたくない」と言っている。

しかし、殺人犯になった理由は、自分(西崎真人)が殺人犯になれば、「野口奈央子は不倫相手・西崎真人を愛しており、DVの夫から逃げようとした」という既成事実が残る。

西崎真人は、そのために自らが殺人犯になったのではないだろうか?

奈央子の言った「(希美を)連れ出して」を「勘違い」(”すれ違い”)してし、作戦が失敗してしまったことを帳消しにして、”(自分は)愛されていた”という風に完結したかったのではないかと思う。

ドラマ中の西崎真人については、10年後に事件を回想するシーンが無く、真相は事件当時の西崎が希美に語っているセリフと、10年後に高野茂に語ってるセリフから読み解くしかない。



西崎:聞いてくれ、野口を殴ったのはおれだ!

希美:何言ってるの?

西崎:奈央子を刺した野口を俺が殺した
西崎:奈央子を人殺しにしたくない

西崎さんは何もしてないじゃない!

西崎:俺が殺した

希美:なんでそんなウソをつかなきゃならないの?
希美:西崎さんが、罪をかぶることはないでしょう?!

西崎:おれは、罪を償いたい
西崎:前にも、母親を見殺しにした。

西崎:それを償わなずに生きてきて、どう現実に向い合えばいいのかわからない
西崎:償い終わったら、こんどこそお前たちと同じように現実を生きていく



しかし仮に、10年後の西崎真人が事件を回想するシーンを設定したとしたら蛇足になってしまうだろう。

そういう意味で、視聴者の想像力に委ねた今回の描写はドラマとして秀逸だと感じた。



■結末に対する感想

西崎真人は野口貴弘を殺害した犯人として逮捕されたが、西崎真人は犯人ではなく、野口貴弘を殺害した真犯人は死んだ野口奈央子だった。

【真相】
事件の真相は、野口奈央子が夫・野口貴弘を杉下希美に取られると思い、夫・野口貴弘を独占するために野口貴弘を殺して自殺したというものであった。

原作小説「Nのために」にはテーマのひとつとして”すれ違い”が描かれている。

幾つかのすれ違いによって、野口夫婦が死ぬという結末を迎えてしまう。

もし、誰かが勇気を持って相手に訊いていれば、違った結末を迎えていたのである。

日本には、訊きたいことを敢えて訊かずに、相手の心情を推し量るという美徳がある。

しかし、言葉にして伝えなければ、どれほど強く願ったとしても、思いは伝わらない。

訊きたいことは訊いた方が良いのではないだろうか。

杉下希美は「さざなみ」の火事の犯人を成瀬慎司だと思っていた。

思い切って放火について尋ねていたら、誤解し続けることは無かったのではないだろうか。

犯人は成瀬慎司ではなかったのだから…。



■西崎真人という人物

杉下希美は青景村(青景島)時代に精神的なバランスを崩し、大量の料理を作ってはタッパニーに保存していたが、「野バラ荘」の仲間と交流する中で、その症状は回復していった。

生きるために、父親の愛人に土下座をして食べ物を分けて貰っていたが、育ち盛りの弟にはそのことを隠しており、また贅沢な暮らしが身に沁みついていた母親はそれを知らなかった。

こうした生活が希美に早く島を出たいと思わせ、またトラウマになっていた。


一方、西崎真人は幼少期に母親からタバコの火を押し付けられるなどの虐待を受けており、そのトラウマから火が使えず、火を使った料理を食べなかった。

ただ、西崎真人は肉じゃがなどの杉下希美が作った料理を食べ、杉下希美と同様に「野バラ荘」の仲間と交流することで、一時的に回復していたと思われる。



■「灼熱バード」への感想

「灼熱バード」は、生きるために愛にすがりつく鳥の話だと思われる。

西崎真人は生きるために母親に愛を求めた鳥であり、杉下希美は生きるために父親やその愛人に土下座をした鳥だと言える。



灼熱バードに登場する鳥は、鳥かごのドアが開いていても飛んでいかなかったのではないだろうか。

日本には、会社を辞めたくても辞められず、生活のために必死に会社にしがみつく人が大勢居る。

また、離婚したくても子供のためと自分に言い聞かせて我慢し、仮面夫婦を続けている人達も居る。

それらの人たちは飛べないのでは無く、自らの意思で飛ばないともいえる。



詳しくは【最終回ネタバレ】へ


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